2018年10月13日 (土)

液晶の歴史

今から40年ほど前、旭硝子の中央研究所で液晶表示装置の研究開発を担当していました。(前職はパイオニアでレーザーディスク再生機の基礎開発と商品化でした)
現在の大型TVは大半が液晶です。(有機ELも出てきましたが)当たり前に使われていますが、現在までには大変な道のりがありました。
液晶は電卓からスタートしました。シャープが先駆者ですね。
ところで、数字表示は赤く光るニキシー管からスタートしました。若い人は見たことがないと思います。
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その後蛍光表示管にとって代わりました。
その頃デトロイトの自動車学会(SAE)で自動車用液晶表示装置についての論文を発表しましたが、双葉の蛍光表示管はかなり完成度の高いスピードメーターを発表していました。
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蛍光表示管は電流で光りますが、液晶は電界でねじれ構造が変わり、(偏光が変わり)偏光板によってシャッター効果を利用しています。なのでほとんど電気が流れません。(電気を食いません)
反射型の液晶によりソーラー電卓が可能になりました。蛍光表示管の電卓は単三4本が数日で無くなりました。
現在の液晶TVの消費電力は大半がバックライトと回路によるもので、液晶自体の消費電力は微々たるものです。
液晶は液体でありながら光学的に結晶性をもつという特殊なもので、植物学者が発見しました。しかし当初は実用性については否定的な科学者が大半でした。詳細は以下です。
http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=20271
最後の写真は1983年にSAEで発表したペーパーです。
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複屈折性を方解石を用いてうまく説明していると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=vfgAIJaoZM8

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2018年10月11日 (木)

豊洲市場 緑に塗装された床

築地から豊洲の移転について各局がレポートしています。
豊洲の床は緑色に塗装されていました。築地はコンクリの打ちっぱなしでしたが。
人間の視覚は周辺の色温度に応じて色を正確に判断する機能があります。
銀塩フィルムの時代では夕焼けで写真を撮ると、白も赤くなっていました。(なのでそれなりの人は補正フィルターをつけて撮影していました)
デジタルカメラでは自動的に色温度が補正されますので、それほどおかしなことになはりませんが。
従来のコンクリの打ちっぱなしはグレイ、色見のない、つまりニュートラルでした。
今度は緑の背景でマグロを見ることになります。
赤が良く見えるので緑色にしたと馬鹿なことを言っていますが、実際より赤みが強く見えてしまうのです。
何十年もマグロの断面の赤色を見て鮮度を判断していた人が、背景が緑だと見誤ることになります。
こんなことも知らない人が床の色を決めているのです。
本当に日本はどうなってしまったのでしょう。

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打ち水の効果 酷暑の東京オリンピック

先日TVで打ち水の効果について紹介されました。
道路面の温度が5℃下がったとのこと。
40℃を超える道路に水を撒けば温度が下がることは当たり前のことです。
しかし、これが酷暑で開催されるオリンピックのマラソンに対してどんな意味があるのでしょう。
水を撒けば気化熱で道路表面温度が下がりますが、水が蒸発した結果です。当然湿度が上がることになります。
最近はあまり利かなくなりましたが、不快指数という指標があります。
気温と湿度の相乗効果により人間は不快を感じます。
水を撒いて湿度が上がれば、ランナーの汗は乾かなくなります。
無風か風があるかで湿度の上昇は変わります。
昼休み皇居の周りを走っているジョガーは、夏はお堀の周りはむっとして走りにくいと言っています。
打ち水は酷暑のマラソン対策みたいなことを言う人たちは全く科学的な思考を持っていない人たちの集団ということになります。

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2018年9月15日 (土)

スーパードライ・プレミアム

先日息子がふるさと納税を使ってサントリーと朝日の缶ビールをそれぞれ2ダースづつ送ってくれました。
左が朝日スーパードライ・プレミアム、右がサントリーのプレミアムモルツです。
冷蔵庫に横にして入れると、どちらか分からなくなります。

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飲んでみたら、スーパードライ・プレミアムは私にとっては、いままで飲んだビールでベスト3には入ると思いました。
ドイツに行った時もいろいろ飲み、また関内にあるチェコのコンテストで優勝したビールが置いてある専門店でも飲みましたが、私にとってはこの缶ビールのほうがうまいのです。
普段は、のど越しだけで大量に飲んでいますので、味はほとんど気にしないのですが、スーパードライ・プレミアムは素晴らしいと思いました。
それにしても、これだけのビールを開発したのに、デザインはサントリーのプレミアムのマネと言われても仕方がないと思ます。
商品企画の人たちは何を考えたのでしょうか。聞きたいです。
自信作を作り上げた技術者は不満をもっているのでは。
今までのビールと全く違う、差別化したデザインにしたほうが良かったと思います。

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2018年9月11日 (火)

文化財の修復 スペイン

マリア像のとんでもない修復がニュースになっています。
今回は絵画でなくて木彫りのマリア像です。

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前回同様スペインの田舎の教会での話です。

この猿のようになったキリスト像を見に、多数の観光客が訪れるというわけのわからない
ことになっているようですが。

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文化財に対する考え方が違う人たちが多くいるようですね。
日本人だったら恐れ多くて、素人は手を出さないですが。
この極彩色のマリアを初めてニュースで見たとき、ベトナム、ハノイの水上人形劇を思い出しました。

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2018年9月10日 (月)

ハワイ移民150周年

今年はハワイ移民150周年になります。
ペルーは120年弱、ブラジルは110周年になります。
ハワイ移民の元年者(明治元年に最初に移民した日本人)は相当な覚悟でいったのでしょうね。
こんなサイトがあります。

https://kizunahawaii.org/

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大坂ナオミ 全米オープン優勝

大坂なおみさんが全米オープンで、あの女王セリーナを破り優勝しました。
セリーナの体をみたら、華奢で小さい日本人女性では、はなから勝負にならないと思っていました。
このゲームで優勝したことがいかに偉大なことかは優勝賞金が4億2千万円というだけでも分かります。
あらゆるスポーツ分野で、かつて「あいのこ」と言われた人たちが大活躍しています。
筋肉、小脳は神経細胞です。大脳も同様神経細胞です。
今後、スポーツだけでなく、ハーフが画期的な発明をする時代がくるのでしょう。
この後に及んでも、なお名誉白人扱いされて喜んでいる古い人達がいます。
日本の社会も早急に多様化しないと、世界に後れを取ります。(すでに遅れ始めていますが)

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2018年9月 4日 (火)

風のエネルギ

関空は酷いことになっています。連絡橋にタンカーがぶつかり、通行不能になっているとのこと。
結果空港にいる人は身動きがとれないようです。
関空では最大風速は秒速58メートルを記録したとのこと。
60メートルを超えるところもありそうです。
風速60メートルと30メートルはどの程度の破壊力の違いがあるのでしょう。
ニュートンの力学では、E=1/2mv2という大事な法則があります。
速度が2倍になると、ある質量の持つ運動エネルギーは4倍になることです。
さらに風のスピードが倍になると、2倍の質量の粒子が到達することになります。
従って、速度が倍になると破壊力は2の三乗で8倍になります。(風力発電も同じ。風力が倍になると8倍発電することになります。しかしある風速を超えると遠心力でローターが壊れますので、固定します)
スカイダイビングで、高度数千メートルから地上千メートルぐらいまでパラシュートを開かない飛び方があります。
自由落下の場合、人間が大の字になると到達速度は時速180km、秒速50メートルになります。
頭から突っ込む姿勢だと時速300kmぐらいになります。
なので後から飛んでも追いつくことができます。
ガリレオがピサの斜塔でやって実験を否定するものです。(笑)
空気抵抗はそれほど大きなものです。
ということは秒速50メートルの風を吹き上げたら人間は空中に止まることになります。
風洞を垂直に置き、人間がスカイダイビングみたいに空中でアクロバットを見せるショーがあります。
秒速50メートルの風に人間に当たったら、人間は体を小さくしないと、飛ばされます。
秒速60メートルになったらもうどうしようもありません。
竜巻の大きさを表すFスケール(藤田スケール)というものがあります。
日本人が竜巻のスケールを定義したのは不思議ですね。
F2で秒速50~69メートルと屋外にいたら人間は飛ばされます。
しかしF5は117~142です。
こんなスーパーセルに襲われたら、町は全滅です。
列車が数キロ先まで飛ばされることになります。(実際にあるのです)
米国にはこんな竜巻に襲われるところがあります。住居には頑丈な地下室を設けてあり、いざという時にはそこに避難します。
地上にあった住居、樹木なとはすべて飛ばされ、荒れ地になってしまいます。

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2018年8月31日 (金)

衣服内気候 マラソン 酷暑対策

マラソンの酷暑対策のために2時間のサマータイム移行が検討されています。
今年と同様な気候だったら、国家の威信をかけて頑張る選手の命の保証もできないと思います。
ところで衣服内気候という文言があります。
気候というと広い範囲の概念と思いますが、衣服内気候とは衣服を着たときの体が感じる温度、湿度のことで、快適性を決定します。

先日のアジア大会のマラソンでは金メダルを取った井上選手は水の補給ところに保冷剤を置いておき、それを手で持って体を体を冷やしていたのです。

こういうことは今後許されるかどうかわかりませんが、冷却材を使って衣服内気候を快適にする衣服の開発に注力しているのでは。

従来マラソンでは最小限の軽い衣服で走っていました。
しかし、もし体感温度を5℃下げられる体全体を覆う服が開発されたら、多少重くても酷暑のなかでは圧倒的に有利になります。

ウエットスーツみたいに体全体を覆うものも考えられます。

軽くて小さい高性能の保冷剤をある場所に収納して衣服内気候を数℃下げるものが極秘で開発されているのでは。
補給所で保冷剤を入れ替えれば、それほど重量の負担にはならないでしょう。

しかし、高速水着が禁止されたような運命をたどるでしょうね。
ただ、こちらは土木など屋外、日射を浴びながらの作業に応用できますので、大きな開発費をかけてもペイはするでしょう。

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スポーツ界の混乱 現政権

アメフト、体操、ボクシング、体操とスポーツ界が揺れています。
いずれの問題もその分野での絶対的な権力者が介在しています。
彼らのやっていることは、現政権のスケールモデルみたいに見えてきます。
違うのはスポーツ分野の絶対者もしょせん狭い世界の話なので、より大きな世界の中では井の中の蛙です。
しかし現政権は日本のすべてを掌握しています。
それ以上の大きな世界は日本にはありませんので、フィードバックがかからず、さらなる絶対的な権力の確立に向かっています。
残念ながら、この絶対者を駆逐するには既に外国に頼るしかないのでしょう。
トランプが失脚すれば、現政権は同時に破綻します。
日本は民主的な独立国家とは到底いえません。

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