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2015年12月24日 (木)

ヒデヨシ 戦中派、戦後派

天皇陛下のお言葉と安倍首相のお話しを聞き比べると(圧倒的な立場のもとで)戦争を体験した人と知らない人の(無知な人の)決定的な違いを感じます。

先日行きつけのヒデヨシで老婦人と並びました。会釈した後しばらくして身の上話を始めました。年齢は80歳だとのこと。
彼女の父親は高校を卒業し商社に入社したところ海外勤務になったそうです。最初は語学だけでなく何もかも分からないことだらけなので戸惑ったようですが、やがて各赴任先で頑張り、英語、北京語、香港語、韓国語を話せるようになったそうです。

敗戦時、彼女は小学生の低学年で、韓国にいたそうです。
すぐに父親は捕まり、家は取り上げられたため、母親と彼女は住むところはおろか食べる物もない生活になったそうです。

そうこうしているうちに母親と離散してしまいました。
彼女がいよいよ餓死しそうになったとき、親切な韓国人家族に助けられたそうです。自分が日本人と分かるとその家族にも迷惑がかかるので家から出なかったそうです。
その間にお母さんは娘をおいて帰国してしまいました。
彼女は14歳の時心細かったけれど一人で船にのって九州に帰国したそうです。
帰国後すぐに役所に連れて行かれたそうですが、戸籍では自分が死亡したことになっていたのです。母が娘の死亡届をだしていたのです。
その後母と再会することになりましたが、全く嬉しくないだけでなく、母の顔を見るのもいやだったそうです。

語学が堪能な父親は重宝がられて韓国で数年働き、その後帰国しました。
昔の3人での生活が戻りましたが、母と一緒の生活は耐えられないので家出の機会をねらっていたそうです。(ある日何ももたずに家出を決行したのです)

何しろ住める場所と食べ物が欲しかったので、職を探していると住み込みの仕事を見つけました。(と言ってもまだ15歳なのです)
雇い主は心配して家族に連絡するとの話があったそうですが、連絡したら私はここにいられなくなると言って断ったそうです。

その雇い主は給料をだすとのことでしたが、彼女は断ったそうです。
寝るところと食べるものがあればそれで十分だったのです。
数年経ってある人から佐世保基地で働かないかと誘われたそうです。
いつまでも住み込みではまずいので、その話に乗ったそうです。
雇い主は家を出るときに預金通帳を渡してくれたそうです。今までの賃金を彼女名義で積み立ててくれていたのです。良く働いたから渡されたのでしょうね。
母親には恵まれなかったですが、韓国で助けれくれた人、住み込みで雇ってくれた親切な人との出会いで彼女は命をつなぐことができたことになります。

彼女は全く英語ができないので佐世保基地では裏方のような仕事になりました。しかし持ち前の真面目さ、勤勉さが評価されたのでしょう、いつの間にかリーダーに抜擢されました。
その頃には英語も少し話せるようになりました。
そんな話をしていたら、近くにいたネイビーから話しかけられました。
彼女はネイティブと思われるほどのアクセントでした。
耳から覚えた英語は凄いですね。

Photo
彼女が帰った後に店の人からご主人は元米国軍人とのことでした。
小学低学年から戦争に翻弄され、これ以上考えられないほど苦難な人生を歩まれたのです。
彼女自身、今の日本人では耐えられないと思うと淡々と話していました。

権力者が始める戦争は国民にこんな大変なことを強いることになるのです。
安倍さんに聞かせたい話ですが、彼には馬耳東風でしょうね。
天皇陛下や美智子様は頭を垂れてお聞きになられると思いますが。
尚、写真の3人は現在ロナルド・レーガンの水兵ですが、二人はジョーワシントン、さらに一人はキティーホークの時代から横須賀にいるとのことでした。
日本に長く住む一人は奥さんは日本人だとのこと。これも戦争がなければなかった出会いではあります。

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