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2016年4月24日 (日)

e原発事故の期待値

期待値という数学の用語があります。
我々の時代では高校の数Ⅱで学習したと思います。文系は習わなかったと思います。
安倍首相も習ってないか、習ったとしても理解していないようです。

期待値というテクニカルタームは英語の expective  value をそのまま訳したのでしょうね。

英語のexpectation を日本語では期待と訳しますが、かなり意味が違います。
日本語では悪いことが起こることについて期待とは言いませんね。

日本では明日雨が期待されますとは言いませんが、英語ではIt is expected to rain.
という言い方があります。

なので原発事故の期待値というのは、原発の事故を期待しているわけではないので誤解なきよう。

さて期待値は起こった時の大きさ×起こり得る確率 と定義されます。

宝くじを1000円買ったら期待値は300円ぐらいです。
馬券は700円ぐらいでしょう。

さて、原発の事故の期待値を考えます。
先ず大きさについて。

福島の例だと100年間は1000km2は人間が住めない所になります。
化学物質の爆発事故だと、1年位1km2は人間がすめなくなるでしょう。

被害の大きさの比率は原発:化学品=10万対1になります。

起こる確率は原発の部品と一般化学工場の部品によりますが、原発の部品のエラーはいいくら頑張っても1/100は不可能です。
(汚染水のタンクは通常のタンクを使っています)
ヒューマンエラーを1/10にすることは不可能です。
ということは原発事故の期待値は化学品工場の事故の期待値に対しどう頑張っても10万×1/1000=100
100倍の期待値(損害を起こす)ということになります。実際には1000倍ぐらいだと思います。

新規ビジネスは期待値も検討しますが、こんな結果がでたらそんなプロジェクト(原発)は絶対手をだしません。
東電が一般的な民間企業ならすでに100回は潰れているでしょう。

期待値の概念、大数の法則を知らない文系政治家、官僚、似非理系が原発を再稼働させようとしていますが、あり得ないことです。

ps:
今から20年ほど前国家プロジェクト「人間感覚計測応用の研究開発」の受託企業の担当をしました。
一般公募でしたが清水や大成などのゼネコン等日本を代表する企業が受託の出来レースでした。
生活の質QOLを高めるための研究開発でしたが、実際は原子力発電所の制御質の環境改善によるヒューマンエラーの減少を狙ったものでした。
ヒューマンエラーはある確率で絶対起こります。
ブレーキとアクセルの踏み間違いもベテランドライバーでも起こります。

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