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2016年11月 7日 (月)

新宿御苑の惨事 LEDでなく白熱電球。

神宮外苑で痛ましい事故が起こりました。
父親の目の前で5才の子供が焼け死んだのです。
必死に助けようとしやけどを負った父親は死ぬまでこの地獄絵から逃れられないでしょう。
現場の状況をニュースで見ましたが、我々団塊の世代は考えられない事故です。
私はパイオニアに入社した直後に新人研修で先輩の話を聞きました。
当時パイオニアはスピーカーをセンターボックスと離すことができるセパレート・ステレオがヒットしていました。
ビクターやコロンビアはスピーカーボックス一体型のアンサンブルステレオでした。
センターボックスの上部はレコード・プレイヤーで下部はLPの収納部でした。
その収納部の扉は手前に倒し、その上に複数のLPを置いて、聞きたいものを選ぶようになっていました。
この扉を踏み台として上のものをとろうとした子供が倒れたステレオの下敷きになり、けがをしたのです。
その後のセンターボックスは観音開きにしました。
大卒初任給の2か月分、今でいえば40万円以上するステレオを踏み台にすると誰も考えなかったのです。
その話を聞いた同期はみな驚くと同時に安全性に対する考え方を植え付けられました。
今回の木製のジャングルジム状の作品。中にはおがくずまでいれたとのこと。
にわか作りの照明の配線は、子供たちが動き回ればショートする可能性は当然考えられます。
(外部からたばこの火が入っても同じ結果になります。)
その結果おがくずに引火し、その後はキャンプファイアーの木組みですから一気に燃えたのでしょう。
こんなものを作る建築科の学生、展示させた主催者。
もし私がこの作品を見たら部外者であっても即刻デモを中止させます。
私に言わせれば皆ありえない人たちです。
こんな安全性について何も考えない学生や主催者(一部は建築系に人もいたははず)が将来設計や監督するだろう建築物なんて危なくて仕方がないです。

ps:
これをUPした後に、大学は驚くべき発表をしました。
当初照明はLEDとのことでしたが、屋外照明に使う白熱電球を使っていたとのことです。
LEDは電力の60%程度は光に変換されますが、白熱電球は5%程度でしかなく、あとは熱になります。ある意味では電熱器なのです。フィラメントを1000℃程度の高温にして光を発しているのです。

今回の照明は工事現場で使う白熱電球で、手をふれとやけどしますので、網のガードがついています。
もしこの網のなかに木くずが入りこみ、直接電球に触れれば発火するのは時間の問題です。

こんな作品は工学を少しでも知っていればありえないものなのです。






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