« 円覚寺の紅葉 | トップページ | 安部首相 ハワイへ »

2016年12月 4日 (日)

フェール・セイフ アクセルとブレーキの踏み間違え

フェール・セイフという設計者にとって基本的な原理があります。

万が一間違えても、その被害を最低限にするものです。

スキーをやっているときに転んでも谷底で滑っていれば、転ぶだけで済みます。
しかし、山の尾根で転んだら谷に向かって滑落し、運が悪ければ死にます。

谷底で滑っているように設計するのがフェール・政府の基本です。

高速で回転しているものがあるとします。
停電した場合、自動的にブレーキがかかるようにするのがフェール・セイフです。
通常は電力でブレーキがかからないように引っ張っておいて、停電の時はばねでブレーキが利くようにすれば良いのです。

原発はフェール・セイフではありません。
停電したら蓄電池などの他の方法で通電しない限り、冷却装置が機能せず、3日もすれば臨界に達します。
こんなフェールセイフができない原発はメカ屋の私から見たらありえないものです。

最近高齢者の暴走事故のニュースをよく見ます。
ブレーキとアクセルを間違えて踏み込む事故です。
ヒューマン・エラーという言葉がありますが、人間はある確率で間違いを犯します。
年を取るとその確率が増えます。

アクセルとブレーキペダルが隣にあることが問題で、踏み間違えてしまうのです。
T型フォードの時代ならアクセルとブレーキを並べることしか方法がなかったので仕方なかったかもしれません。
しかし、今はAIの時代です。

例えばハンドルを強く握ればアクセル、握りを緩くすればブレーキにすれば、間違える確率は激減します。
他の方法もいくらでもあると思います。

一つのペダルで足で手元に引けばアクセル、押せばブレーキにすれば間違えることはほぼ起こりえません。

こんなことを実現することは簡単なことですが、従来からの自動車運転方法の踏襲するということで、いまだにT型フォードのやり方を変えられないのです。

戦闘機はフライバイワイヤーという言葉が昔議論になりました。
それまで戦闘機は機械的なリンク機構で操縦していましたが、フライ・バイ・ワイヤーではスイッチとアクチュエーターで例えば尾翼を動かすのです。

メカ的でなく電気的に動かすことにパイロットは信頼性の低下をきたすと抵抗していました。
しかし、フライ・バイ・ワイヤーでは、複数の回路により、一つの回路が被弾しても生きている回路があり操縦できますが、メカのリンク機構の場合は操縦不能になります。
それ以上、尾翼のレスポンスが早いということで、飛躍的に機動性があがり、一気にフライバイワイヤーになりました。

車もそろそろドライブバイワイヤーになるべきです。
そうすればアクセルとブレーキの踏み間違えによる悲劇が激減するのですから。

|

« 円覚寺の紅葉 | トップページ | 安部首相 ハワイへ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 円覚寺の紅葉 | トップページ | 安部首相 ハワイへ »