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2017年5月 7日 (日)

ひよっこ 工場の生産ラインはありえない 

NHKの朝ドラを何年見続けているのか分かりません。
視聴率を稼ぐため、時間だけはいくらでもある我々団塊の世代を狙った番組がここ続いています。

あまちゃんで、我々の世代の心をくすぐった有村さんを主役にしたのもその流れにあるのでしょう。
今回は異例でオーディションなしで有村さんを抜擢したそうですから。

逆に取り上げられた時代は私が実際に生きてきた時代、場所ですから、おかしなことに気がついてしまいます。

「ひよっこ」は今工場の生産ラインの場面が出てきます。
驚いたことにベルトコンベアに載せたまま基盤にトランジスターとか抵抗を挿入しています。
ベルトコンベアから流れてきた基盤を手元の机にとり、数種の部品を挿入し、はんだ付けしたあとベルトコンベアに戻すのです。
スタッフはチャップリンのモダンタイムスを見て、流れ作業を勝手に解釈したのでしょうね。
また、あんなコンベアを止めて、作業員を特定し叱責するなんてあり得ません。
そんなことをしたら、全員の作業が止まってしまいます。
不良品がでたら、それだけを取り出して別のところにいるベテランが直します。

放送でも実際の資料映像が写りましたが、それを見ないのでしょうか。生産ラインのシーンには猛烈な違和感があります。

私は主人公とほぼ同い年で、大学卒後パイオニアに入社し、レーザーディスクの開発を担当しました。
当時は研究所が大森本社内にありました。隣接の大森工場はアンプを作っていましたので、まさにあのシーンそのもののラインもありました。(最初にラインを見たのはTVのシーンの4年ぐらいあとになりますが)

番組では当時の工場は日曜日しか休みがなかったと言っていましたが、弱電の工場は土曜日も休みでした。もし、日曜日しか休みのないところだったら、優れた作業員を雇えないし、すぐに転職されてしまいます。
また、ラインの女性も自宅通勤者が大半でした。
寮を運営するにはかなりのコストがかかりますし、当時の弱電の生産ラインは人気職種であり、わざわざ地方の若い女性を雇う必要はありませんでした。
TVのシーンは人気のあるトランジスターラジオを輸出する会社です。
また親元を離れると問題を起こすこともあるので、できるだけ地元の女性を雇いました。
ラインにも重量物を運んだり、検査のベテラン男性社員もかなりおりましたので、社食では女性ばかりということはありません。
時々生産されている製品が映りますが、半分錆びたような何十年もたった当時の製品が映ります。
外装だけだったら3Dプリンターで簡単、安価に作れるのに。

というような見方をしてしまい、感情移入ができません。





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